はじめに|「寝つきが悪い」は誰にでもある
夜、布団に入ってもなかなか眠れない。そんな悩みを抱えていませんか?
・スマホを見ていて寝るタイミングを逃した
・明日の予定が気になって頭が冴えてしまう
・寝ようとすればするほど眠れない
特に40代・50代の男性は、仕事や健康への不安、生活リズムの乱れなどにより、睡眠の悩みを抱えやすいと言われています。
そこで今回ご紹介するのが、アメリカ海軍が開発した「軍式入眠法」。
実戦の最前線、銃声が鳴り響く戦場でも2分以内に眠れるとされた、まさに“最強の睡眠法”です。
なぜ眠れない?3つの根本原因
1. 自律神経の乱れ
夜になっても交感神経が優位なままだと、体が“戦闘モード”から切り替えられず、寝つきが悪くなります。
特に中高年になると、副交感神経へのスイッチが入りづらくなります。
2. 頭の中が考えごとでいっぱい
「仕事のこと」「健康のこと」「家族のこと」など、心配ごとが頭をめぐると、脳が興奮状態のままとなり、眠りに入れません。
3. ホルモンの変化
年齢とともに、「メラトニン」という睡眠ホルモンの分泌量は減少します。
20代と比べて、60代では半分以下になるとも言われており、入眠に時間がかかる一因です。
96%が眠れた!?米軍式“2分で寝る”入眠法とは
この驚異の入眠法は、アメリカの海軍がパイロットのために開発したもの。
戦闘下でも短時間で眠れるよう訓練されたこの方法は、実際に6週間で96%の兵士が2分以内に眠れるようになったと報告されています。
STEP1:顔の筋肉をすべて緩める
目、頬、口、あご、舌…顔の筋肉すべてに意識を向けて、スーッと力を抜きましょう。
STEP2:肩から腕の力を抜く
肩を落とし、上腕・肘・前腕・手のひら・指先まで、ゆっくりと脱力します。
STEP3:腹式呼吸を意識する
お腹をふくらませながら鼻から息を吸い、口から「ふぅー」と息を吐き出しましょう。
STEP4:足の力も順番に抜いていく
太もも → ひざ → ふくらはぎ → 足首 → つま先の順で脱力。
STEP5:脳内イメージで思考を停止
以下のいずれかを思い浮かべましょう。
・湖に浮かぶボート
・真っ暗な部屋でハンモックに揺られている
・「何も考えない…」と10秒間繰り返す
STEP6:毎晩繰り返して習慣化する
2週間ほどで効果を感じる人が多く、継続がポイントです。
医学的にも裏付けがある
自律神経の切り替え
脱力により副交感神経が優位になり、眠りやすくなります。
セロトニンとメラトニン
筋肉の緩みと呼吸で安心ホルモンが分泌され、眠気を促進。
迷走神経の刺激
深い呼吸によりリラックス状態が作られます。
研究データ
米国睡眠医学会の研究では、呼吸+筋弛緩法が睡眠薬に匹敵する効果を示したとされています。
入眠法の効果を最大限にする5つの工夫
- 就寝90分前にぬるま湯で入浴
- 照明は電球色にする
- カフェインは午後3時まで
- 寝室の温度22〜24℃、湿度50〜60%
- ベッドでは眠ることだけに集中
習慣でさらに深く眠るために
- 朝に太陽光を浴びて体内時計を整える
- 週3回、ウォーキングなどの軽い運動を取り入れる
- 毎日同じ時間に寝て起きる
まとめ|今夜からできる“最強の睡眠法”
今回は、米軍式の「2分で眠れる入眠法」とその医学的根拠、さらに睡眠を深くする習慣についてご紹介しました。
薬に頼らず自然に眠れるこの方法、ぜひ今夜からお試しください。
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